任意保険はできるだけ安いところに入りたい。
誰でもそう思うものでしょう。
そのために便利なのが、一括比較サイトです。
一括比較サイトは、複数の任意保険の見積もりを一括して比べることができる、大変使い勝手の良いサービスです。
しかし、こうした比較サイトは安心して使っても大丈夫なのでしょうか?
今回は任意保険の比較サイトの安全性や、上手に保険を比べるためのポイントについて解説していきます。
任意保険の一括比較サイトとは?

任意保険の一括比較サイトは、その名の通り、任意保険を一括で比較できるサービスを提供しているサイトです。
乗っている自動車の車種や走行距離、車検証の情報などを入力すると、色々な保険会社の見積もり額を一覧で比較できます。
各社のプランの特徴も比べることができますので、保険を比較検討する際にはぜひ利用したいサービスと言えるでしょう。
どこを使っても安心なの?
大手の一括比較サイトには以下のようなサイトがあります。
- 保険スクエアbang!(ウェブクルー)
- インズウェブ(SBIホールディング)
- 価格.com(株式会社カカクコム)
- イオンのほけん相談(イオン保険サービス株式会社)
- 保険市場(アドバンスクリエイト)
カッコ内は運営している企業名です。
こちらで紹介しているサイトはどれも有名企業が運営しているサービスですので、上記の中でしたらどの一括比較サイトを利用しても問題ないでしょう。
しかし、任意保険の一括比較サイトの中には一部、安心して利用できないサイトが存在します。
信頼できない一括比較サイトとは
任意保険の一括比較サイトは、単に保険を比べるだけのサイトですからどれを使っても問題ないと思うかもしれません。
しかしインターネット上には悪意のあるサイトも存在します。
アクセスしただけでウィルスに感染してしまったり、入力した個人情報を悪徳業者に流してしまうサイトなど、どのような犯罪に利用されるかわからないサイトもあります。
これを見極めるためには、以下の内容に注意して一括比較サイトを選ぶと良いでしょう。
- 大手企業が運営しているかどうか
- サイトの構成が見やすいかどうか
- 長期間運営されている
- 利用者数が多い
「長期間の運営」と「利用者数」については、サイトを一回見ただけではなかなか判別がつきませんし、サイトに書いてあったとしてもそれを信頼できるかどうかはわかりませんよね。
一般人の視点から判断するためには、「大手企業かどうか」と「サイトの構成が見やすいかどうか」を見るのが妥当かと思います。
サイトの構成の重要性についてですが、見やすいサイトを作るためにはデザイナーに依頼したりなどの費用がかかります。
デザイン部分にかける費用がないということは運営母体がしっかりしていないということですので、あまり信頼性が無いサイトと考えられます。
また、サイト内のリンク切れが多数あるようなサイトも、あまり安心できないと思ったほうが良いでしょう。
一括比較サイトを使うと保険の電話勧誘が心配……
一括比較サイトを利用すると、後日の電話勧誘が心配だという方もいると思います。
しかし、基本的にこの心配はありません。
保険の電話勧誘を行うにはそのための資格が必要です。
大手の比較サイトであれば電話勧誘をしないことを謳ってサービス展開していますので、一括見積もりを利用しただけでは、煩わしい電話勧誘を受ける心配はないでしょう。
ただしメールやDMでの保険案内は、ある程度届く可能性があります。
この点は念のため留意しておいてください。
上手な任意保険の選び方
一括比較サイトの注意点をご紹介してきましたが、今回ご紹介した「保険スクエアbang!」「インズウェブ」「イオンのほけん相談」など大手の一括比較サイトであれば、大きなトラブルが起きる心配はほとんどありません。
しかしここで気になるのが、一括で比較してみた後にどの点に着目して任意保険を選べば良いのかです。
ただ安いだけの任意保険を選んでしまっても良いのでしょうか?
任意保険の安さには理由がある
保険料が安い任意保険というと、「ダイレクト型」の任意保険が挙げられます。
例えば以下のような任意保険です。
- ソニー損保
- チューリッヒ保険会社
- アクサダイレクト
- セゾン自動車火災保険
- イーデザイン損保
- SBI損保
特にソニー損保やアクサダイレクトは突出して保険料が安いですが、これは代理店を通さないため、人件費などが節約できているのが理由です。
よく言う「安かろう悪かろう」の安さではありませんので、安くても安心して加入して問題ありません。
任意保険で必ずチェックしたい項目「対人・対物賠償」
任意保険に入る際、保険料を大きく左右するのが「対人・対物賠償の額」です。
対人・対物賠償に上限をつけるとそれだけ保険料も安くなるため、上限を1億円程度までに抑えようと考える方もいると思います。
しかし、他のどの項目を削減したとしても、対人・対物賠償だけは「無制限」のプランに入るようにしましょう。
実際に事故を起こした時の賠償額は、過去の判例を見る限り1億円では足りないことが非常に多いです。
事故の規模にもよりますが、大抵は3億円以上、多いケースでは5億円を超える賠償額が発生していますので、賠償額に上限があるプランに入っていても到底支払うことはできないでしょう。
一括比較サイトで見積もり額を出す時には、対人・対物賠償の項目は必ず「無制限」にすることをおすすめします。
ロードサービスなどの内容は?
任意保険にはレッカーやガス欠対応などのロードサービスも標準的についてくることが多いですが、各社の補償内容にはほとんど違いはないと言われています。
もし最後の2社で迷っているというような場合は、ロードサービスの内容を決め手にしても良いでしょう。
ただ、ロードサービスで欠けている部分については自分で手配することもできます。
やはり最も重視すべきは、先ほどご紹介した「対人・対物賠償」だと言えます。
まとめ
車を運転する以上、いつどのような形で事故を起こすかわかりません。
自動車での事故はちょっとしたミスが大惨事につながるものですので、ぜひ任意保険でしっかり対策をして、事故が起きた時に備えましょう。
最も信頼できる一括比較サイトを利用して、安心できる任意保険に出会ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。