車のような大きいものを売却する時は、時間も多くかかりそうですよね。
古本やCDのように持ち込んですぐ買い取ってもらえるものでもないですから、事前に車査定のフローや買取の流れも把握しておきたいものです。
そこで今回は、車の買取にかかるトータルの時間を、車査定のフローも含めて詳しくご紹介します。
所用時間を知っておけば、買取の申し込みをするタイミングも逆算できるようになることでしょう。
ぜひよく読んで役立ててください。
車査定から買取までの流れ
まずは、車査定の申し込みから入金が終了するまでの流れをざっと挙げておきます。
- 車査定の申し込み:10分~1日
- 買取業者を決める:10分~1日
- 前商談:10分程度
- 書類の準備など:1日~3日
- 実物を見ての車査定:30分~1時間
- 価格の交渉と契約:10分~30分
- 売却金額の入金:2営業日~1週間
車の売却にかかる期間は、申し込みから査定当日までの待ち時間なども含めますと最短で1週間程度、長くて2週間といったところです。
業者との査定日程の調整によっては、それ以上かかることもあります。
ここからは上記のフローからピックアップして、それぞれの時間の内訳について見ていきましょう。
準備段階にかかる時間は10分~1日
「車査定の申し込み」と「買取業者を決める」については、車査定の申し込み方法によって10分~1日と幅があります。
10分程度で済むのは、買取業者が元から決まっていて、そこに車査定の申し込みをする場合です。
日程調整のみで済みますので10分程度で足りるでしょう。
しかし「一括査定サイト」を利用すると、業者に直接連絡するよりも時間がかかります。
業者ごとの査定額の回答が来るまで半日~1日程度かかりますし、その中から業者を絞るのにもある程度の時間が必要です。
一括査定サイトを利用する場合は、準備段階の時間を少し多めに見積もっておいてください。
10分の前商談とは?
前商談とは、実際に車査定を行う前の聞き取り調査のようなものです。
車種や年式、走行距離などに加えて、車を手離す理由やオプションの種類、修理歴などを聞かれます。
車種や年式などについては、一括査定サイトを利用していれば事前にある程度伝わっているはずですが、車を手離す理由を聞かれることを想定している人は少ないでしょう。
修理歴やオプションの内容も含め、回答を事前に準備しておくと手間取らずに済みます。
実際の車査定は30分~1時間程度で終了する
車査定には「持ち込み査定」と「出張査定」がありますが、多くの業者では出張査定も無料で行っています。
手間や時間のロスを少なくするためには「出張査定」を選択すると良いでしょう。
車査定の内容と時間は以下のとおりです。
- 外装チェック:10分~20分
- 内装チェック:5分~10分
- エンジンルーム:5分~10分
- フレーム確認:5分~10分
- 足回りチェック:5分程度
車の査定は30分、長くても1時間程度で終わります。
どの部分も、主に傷やへこみ、汚れ、破損などをチェックします。
内装ではタバコやペットの匂いの有無もしっかり確認していきます。
エンジンルームやフレーム、足回りなどは、事故歴や修理歴も車査定の評価に含まれます。
基本的に自己申告ですが、虚偽の申告をしても状態を見れば査定士にはすぐわかってしまいます。
隠してもあまり意味がないので、正直に申告してください。
入金までには2営業日~1週間程度かかる
買取金額に納得できたら、売買契約に進みます。
昔は売買契約をしたその場で現金支払いというケースも多かったようですが、今は多くが振り込みによる対応になっています。
そのため、入金までには最短でも2営業日程度はかかると思ってください。
長くても1週間程度で振り込まれることがほとんどです。
逆に、もし1週間経っても振り込まれない場合は一度業者に確認してください。
振り込みを忘れているケースもあれば、金融機関でトラブルが起きている可能性もあります。
入金の段階で揉めないためにも、売買契約を結ぶ時に振り込み時期の事前確認も行っておくと安心できるでしょう。
車査定の時間をできるだけ短くするには
ここまでご紹介してきたように、車査定から入金までの期間は、早くて1週間程度、長いと2週間以上かかることもあります。
できるだけ早く現金を手にするためには、どうすれば良いのでしょうか。
混雑する時期はできるだけ避ける
車の売却をしたい人が多い時期ですと、車査定も順番待ちになります。
混雑する時期はできるだけ避けるようにしましょう。
例えば年明けから春にかけての時期は、新生活の準備のために車の売却を検討する人が増えます。
中古車買取業者が大変混雑する時期として有名ですので、どうしてもという場合以外は避けることをおすすめします。
また、週末は査定希望者が増えるため順番待ちが発生する可能性が高いです。
できるだけ週のはじめか中頃までには車査定を申し込んでおくと、売却までのフローがスムーズに進む可能性が高くなります。
出張査定を利用する
明らかな時間短縮になるというわけではありませんが、出張査定を利用するとタイムロスが多少減ります。
持ち込み査定は車を運転して業者のところに行くまでに時間がかかりますし、業者に着いてからも順番待ちなどでさらにタイムロスが発生することがあります。
出張で来てもらうことができれば、業者の訪問を待つまでの時間を自由に使えますので、気持ち的な面で余裕ができますよね。
車査定の際は、ぜひ出張査定を利用しましょう。
一括査定サイトを使う意義は?
車査定を一括査定サイトから始める場合は、各業者の回答に半日~1日程度の時間がかかるため、業者に直接交渉する方法よりも多くの時間を要することがあります。
ただ、各業者の買取査定額やサービス面などを比較してから売却の決断をしたほうが、交渉中のトラブルを防ぐことにもつながります。
結果として短時間で売却手続が済む場合も多いでしょう。
どのくらい急いでいるかにもよりますが、ある程度時間に余裕のある方は一括査定サイトの利用も検討してみてください。
まとめ
車を売却すると多額のお金が入りますので、早く入金までたどり着きたいと思う人も多いことでしょう。
しかし、車売却はひとつひとつのフローを確実にクリアしてくことが重要です。
少し時間がかかったとしてもわからないことはその都度しっかり確認し、不満や苦情は遠慮なく言いましょう。
ぜひ、納得できる車売却を行ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。